『 MM/CD 』 全曲紹介
『 MM/CD 』 全曲紹介
1.XXXのメロディー
このアルバムの中では昔からやってる古めの曲でやっと音源化って感じ。一度スタジオLIVE TAKEをプレゼントで配ったね(レアアイテムです)。
テーマになってるリフを思いついて、そっからはバッと続きが出て来た感じ。
スタジオに持って行ってからも仕上げまで早かったな。
狙ったのがグランジとR&R感。それをダーティーにって感じなので、ドンピシャかなと。特にリフの静と動の行き来が効いてるよね。
シンプルだけどよく出来てる曲だと思います。
歌詞も曲のイメージに合っててスリリングでカッコイイ。
2.STARRY DISCO
実は凄く初期に作った曲がネタなんだ。その時はミディアムバラードのテイストで一応バンドで形にしたけど一回もやらずにお蔵入りしてた。イメージは哀愁系の歌ものでサビで歪んでドカーンと来るやつ。あるリハスタの日ウッチーとYOSHIPONが来れない日があって、新曲いじるって流れから『あの曲アレンジしようよ』って言って引っぱり出したの。コード進行は元ネタのまんま生かして、リズム、リフ、歌メロとベーシクな部分をその日で作ったな。
元曲の時点からコード進行はGOODだったけどここまでアッパーな曲に生まれ変わるととはね。リズムがキモで踊れる、ダンスってイメーを軸にバンドで仕上げたよ。
ライトな名曲になりました。こういうのはLIVEで盛り上がるよね。
3.GAIN
このバンドである程度の曲が溜まるまで、曲作りで意識したのがリズムと曲のテイスト。8ビートの曲ばっかり作ってもしょうがないしさ。なので出来るだけテイストがかぶらない様にって思って曲出ししてた。で、シャッフルの曲無いなーってずっと思ってて取りかかった曲。こういうのは凄い得意であっと言う間に産まれました。(パンカビリーとか大好きだしね。)
この手の曲はさじ加減が大事でヘタすると古くさく聞こえちゃうからね、バンドでアレンジしてTEARSのR&Rテイストに上手くハマったかなと。
ピンで聴いてるより『MM/CD』に入って並びで聞くと凄い良いって改めて思った。
シングルって感じだよね。
何も知らずに街かどこかで、この曲流れてきたら『おっ』て引っかかると思う。(自画自賛)でもそれくらいのリード力を持った曲です。
4.Missing
koji作曲で浮遊感のあるソフティーな歌もの。TEARSでは今までやって来なかった(あえて避けてた。)テイストだね。歌とメロの良さが引き立ってます。こう言うのも全然出来るんです(笑)サビで温度が上がるけど、基本静かでCOOLな構成で、歌の入りも直ぐだし、間奏やソロも無いし削ぎ落してこの形になりました。オーラスに向けて盛り上がってく所がLIVEでもグッとくるね。
エンディングにかけてのボイスはウッチーによるもの。
5.FALLIN'
自分の事を昔から知ってる人なら分かると思うけど、凄く俺っぽい曲です。コード進行やコードのボイシングが正にって感じ。自分でもそう思う(笑)これも浮遊系だけどMissingとはまた違ったテイスト。透明感とエモーショナルな展開で成り立ってて、2回目のサビまでガッと行かない所が大人です。
間奏後のサビで歌と2人だけになる箇所は緊張感と優しさがあってkojiと自分の関係性を表している様に聞こえます。
凄いソロとかよりこういったアルペジオの方が得意で、静の部分は全篇それで成り立ってます。凄い壮大に聞こえるけど大きくわけてAメロとサビの2つのパターンで成り立ってて根本は至ってシンプル。アレンジの重要性が分かるね。
6.FLOAT
ucchyネタのハード目の3連系。いわゆるサビを付けないで振り切れた方向で仕上げたね。自分的にはハードでカオティックで狂気な面と時間が止まって歪んだ空間をイメージして取り組んだかな。
落ちた静かな部分は歌先攻でそれに合わせて後からコードを付けました。
プレイ的にはテーマになってるリフが全篇を覆ってるのでそこに色々と彩りをしていったかな。洋楽テイストでカッコいいよね。
7.時計じかけの左胸
これもアルバムの中では古めの曲。ワンマンとかではやってたけど。リフの効いたミディアムテンポで跳ね系のリズム。得意分野ですね。たしかギターを持たず頭で考えたな。スタジオで皆が休憩中にドラマーを捕まえて、こんなイメージって言って叩いてもらってサラッとベーシックを作ったな。
サビのメロディは一度完成した物から、再度構築し直して俄然良くなりました。
ピーンと張りつめた感じって言うか、緊張感が凄いある曲で聞く方も演奏する方も、それを感じれると思います。
頭に時計が刻む音が入ってるんだけど気に入ってる。
8.Memento mori / Carpe diem
ucchyネタのインスト曲。終わりと言うよりは始まりを感じさせる1曲。
朝焼けのイメージとか景色が見えてくるよね。その辺聞き手が自由に感じて下さい。
尺も短くてコンパクトで良い。
SEとしても生演奏でも雰囲気を作れる1曲。
ギターは気持ちを混めて1発です。この曲に限らず録りのスピードは早い。LIVEと変わらないです。
現メンバーになって初の音源なんでフレッシュ感いっぱいかな。どこから聞いてもTEARSを感じてもらえると思う。
ちなみに『MM/CD』はmemento mori carpe diemの略。
アートワークもかなりハイセンスでこだわりがいっぱい詰まってます。
KILLS ZEROには無かったテイストやこれぞTEARS節って曲まで網羅されてます。
++ MURASE ++